(1年前くらいの旅、Upするのを忘れていました)

セブに金曜日出張する機会があったため、この機会を利用し、土日の1泊2日でモアルボアルに足を延ばしました。実は、過去にもモアルボアルに行ったことがあるのですが、日帰りの慌ただしい旅で、リサーチ不足もあり、キャニオニングという渓流下りをしませんでした。また、当時はダイビングをしていたためかシュノーケリングに全く興味が無く、有名なイワシの群れも見ることがありませんでした。

今回はGo Proを購入したこともあり、川でのジャンプやらイワシの群れなどGo Pro動画にピッタリな風景を求めての旅となりました。

セブ市内ではMarco polo plaza Cebuを定宿にしています。少し市の中心から離れているのかもしれませんが、ファシリティーは充実、朝食やラウンジなどもしっかりしていて値段もそこまで高くないのでお勧めできます。

金曜日の出張は朝から晩までかなり疲れました。何となく身体にもダルさを覚えたので土曜日は早朝との出発とはせず、だらだらと9時ころ出発したと記憶しています。

モアルボアルは後述の通り素晴らしい観光地なのですが、セブ市内や空港からは少し遠いです。セブ市内南部のSouth Bus Terminalからバスで約3時間くらいかかります。バス料金は比較的安く201ペソ(約500円)です。タクシーなど車で行くとなると2000ペソ(約5000円)くらいになります。これだって日本と比較したら格安だと思います。

ホテルからバスターミナルまではタクシーで。30分弱で200ペソ程度だったと記憶しています。いつもバスに乗ることは無いので、バスに乗ることはかなりの冒険です。Moalboalに行きたいと伝え切符を買い、6番乗り場を教わります。エアコンの無いバス(窓全開)には流石に3時間乗っていられそうに無いのでエアコン付きのバスを待ちます。少なくとも30分以上は待ったでしょう。フィリピンに住むと待つことには慣れてきます。

やっとエアコン付きのバスが来ました。正確には Bato via Barillというバスに乗り込みます。ほぼ満席、私の隣は白人の女性が一人旅だった模様。

バス内では水やらスナックやら物売りがかなり熱心に営業をしていてなかなか落ち着かないです。エアコンの効きもあまりよくなく何となく暑苦しいバスの旅です。モアルボアルはセブ市の反対側にあるため山を越えることになります。山を越えれば右側に海が見えるようになり、いよいよモアルボアルが近づいてきます。

ほとんどの乗客がモアルボアルで下車しました。外人も多いです。コロンビアの方も居たように思います。もちろんフィリピン人も多いですが、日本人らしき人はバスに乗っていませんでした。到着したのは14時半くらいだったと思います。まずはシュノーケリングをしようと観光所に行きましたが、なんと、すでに閉まっていました。明朝は6時から開始とのことでした。

近くのレストランで遅めの昼食を食べ、ホテルに向かいました。 モアルボアルのホテルは事前にBonita Oasis Beach Resort を予約していました。口コミで決めましたが、正解だったと思います。もっと安いところがあったのかもしれませんが、フロントの方のお陰で色々助かりました。

ホテルはモアルボアルの中心から離れているため、モーターバイクで移動です。途中、モアルボアルにもオシャレなレストランやBarがあることを知りました。

土曜日中にイワシの群れを見ておこうと思ったのですが、出発が遅く結局全ては日曜日ということになりました。フロントの方と話すと、時間が足りないのでは、、と言われ一瞬焦りましたが、カワサンのキャニオニングを早朝から行っていただくことで何とかなりそうだということになりました。少し高くなるけど、、と言われましたが全く問題ございません。キャニオニングに2500ペソ(6000円程度)を前払いしました。6時にモーターバイクがお迎えに来るとのことでした。キャニオニングが早く終わればイワシの群れも見る時間があるだろう、とのことでした。キャニオニングにそれほどの時間がかかることを十分に調べていなかったのは失敗でした。

寝坊をしたらいけない、と早めに寝て、6時にはモーターバイクに乗り込みました。普段、モーターバイクの後ろに乗ることなど無いので非常に怖かったですが、何とも気持ちよくキャニオニングの出発点に到着。インスタクターのJayさんを紹介いただき、靴やライフジャケット、ヘルメットを装着して出発です。

キャニオニングの出発点には徒歩で移動です。途中にはジップラインの見える絶景で何とも楽しみです。キャニオニングは通常9時ころから始まるようですが、そんな時間に始めたら周りに人が多くて大変だろうな、と思いました。

そんなことを思いながらどんどん進み、いよいよキャニオニングのスタートです。岩肌を歩き、川を歩いたり泳いだり、たまに岩からのジャンプがあったり、と様々なことをしながら川を下っていきます。全部で9キロと聞きましたが、流石にそこまでの距離は無かったように思います。

スタート直後から3Mくらいのジャンプです。大した高さではないですがやはり飛ぶ瞬間は少しビビりますね。Jayさんにビビッている様子を悟られないようにジャンプ、上手く行きましたが、鼻から水が入りとても痛かったです。エメラルドグリーンの川の色、緑の木々、青い空、本当に素晴らしい風景です。早朝出発ゆえ一人占めできたことは本当に素晴らしいです。お試しになる方はお願いして早朝のスタートをお勧めします。

美しい風景の中をどんどん下っていきます。本当にこのコースを見つけ、事故の無いように管理し、運営していることに頭が下がります。奇跡のようなコースだと思います。

さて、最大のチャレンジは10Mジャンプでしょうか。まっすぐ入水しないといけないよ、とか、ヘルメットの紐が首に食い込まないようにヘルメットを脱げとアドバイスを受け、これまでの3Mジャンプとは全く異質だと気付きます。ここまで来て、このジャンプをしないで帰るわけにはいきません。意を決して1,2,3でジャンプ。大変楽しい体験でした。思い切ってやってみるものです。

そんなこんなでカワサン滝が見えてきてキャニオニングは終了。川で遊ぶ子供たちを眺めながら川を下り、終了でした。Jayさんには個人指導を頂き、最後モーターバイクで送ってくれたり、感謝感謝。本当に楽しい体験でした。

さて、時間はまだまだ沢山残っており、イワシの大群を見に行きます。モーターバイクを乗り換え、バイクの運転手がシュノーケリングのガイドを探し出します。実に柔軟な対応です。シュノーケリングも私一人で参加。シュノーケリングの道具を装着し、クラゲに刺されながら海を進んでいきます。船は不要です。

20Mも泳いだら、もうイワシの大群が見えました。なんてことでしょう。数えられるレベルを超えていて圧巻の一言です。形を変えながら群れて泳ぐ姿は本当に貴重です。モアルボアルの海岸では多少位置を変えながらほぼ何時でもみられるというから貴重な場所ですよね。

それほど長く観ている必要は無く、イワシの大群をシュノーケリングで眺めるアクティビティーも終了。個人参加でありながら800ペソというのは安いですね。(シュノーケルマスクの貸し出しなども込み)

ホテルに戻り、昼食を食べ、バスではなく帰路はタクシーで帰りました。最高の観光を短い時間で効率的に終えることが出来ました。兎に角朝早く観光を始めることをお勧めします。特にキャニオニングは大人気で、人が多いと時間がかかるし、折角美しい風景も人が映り込んでやや興ざめになってしまうように思います。