たまに、白書を読み、出来るだけ詳しい事実を知るため、また、簡潔かつ漏れの無い文章に触れてます。
さて、以下は浜田防衛大臣による冒頭のご挨拶。
前後は略していますが、
「先の大戦を経験し、戦後一貫して平和国家としての歩みを進めてきたわが国として、まず優先されるべきは、外交努力であることは言うまでもありま
せん。わが国は、法の支配を尊重し、いかなる紛争も、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきであるとの方針を変えることはありません。同時に、国民の命や暮らしを守り抜くうえでは、「自分の国は自分で守る」ための努力により、抑止力を高めていく、つまり、相手に対して「日本を攻めても目標を達成できない」と思わせることが不可欠です」
なかなかよく出来た文章です。言うまでも無く、外交努力で平和的に解決するのが良いに決まっています。
それでは、と少し色々と読んでいくと、「自由で開かれたインド太平洋戦略」Free and Open Indo-Pacific Strategy に行きつきます。Indiaとは言わないんだな、とどうでも良いことに引っかかるのは悪い癖ですが、英語でインド太平洋はやはり「Indo-Pacific」と言うのだそうです。
これは非常に重要な方針だと思うのですが、お恥ずかしながら私は知りませんでした。2016年に当時の安倍首相が提唱した方針です。Wikipediaによれば、該当する国(我がフィリピンも含まれます)には局長経験者級の方が全権大使として派遣されているそうです。
当然、これは中国や北朝鮮、ロシアを封じこめるための外交戦略です。このウィキペディアはなかなか良いことが記してありますから時間があるときに一読なさることをお勧めします。
こんなところに突っかかっていると、軍備など重要なところまで行きつけない。