全米女子オープンゴルフという年に5回しかない女子プロゴルフのメジャー大会(※)で笹生選手が優勝、渋野選手が2位に入りました。
(※)ザ・シェブロン選手権、全米女子オープンゴルフ、KPMG全米女子プロゴルフ選手権、アムンディ・エビアン選手権、AIG女子オープンゴルフ(全英)の5回です
笹生選手は、全米女子オープンゴルフ2勝目です。これは快挙ですね。前回は畑岡選手との日本人同士(※※)のプレイオフでしたから、笹生選手が全米女子オープンゴルフを制する時には2位も日本人と言うことになりますね。
(※※)笹生選手は日本人とフィリピン人のハーフで前回優勝当時には日本とフィリピンの両方の国籍を保持、選手登録は当時はフィリピンだった。ちなみに東京オリンピックにもフィリピン代表として参加してました。
日本人のゴルファーでメジャー大会を制したことがあるのは、以下の4人です。
- 樋口久子選手(1977年全米女子オープンゴルフ)
- 渋野日向子選手(2019年全英女子オープン)
- 松山英樹選手(2021年マスターズ・トーナメント)
- 笹生優花選手(2021年全米女子オープン、2024年全米女子オープン)
樋口久子選手の大記録から42年かかって、当時は無名と言って良かった渋野選手が全英で勝って「スマイルシンデレラ」と呼ばれたのは、懐かしかったです。松山英樹選手の勝利の瞬間のTBS放送陣の涙、キャディーへの賞賛など、3年前のことですが、鮮明に覚えています。
笹生選手と畑岡選手のプレイオフ、一度は畑岡選手が勝ったかな、と思ったこともありましたが、最終的には笹生選手が優勝しました。このころにもなると、日本人ゴルファーのレベルが上がっているのが実感できていたため、そこまで感動しなかったかもしれません。
今回も笹生、渋野両選手だけでなく、多くの日本人女子ゴルファーが上位に食い込み、レベルの高さを存分に見せつけてくれました。凄いことです。
また、笹生選手は日本人唯一のメジャー複数回優勝、とんでもないことだと思います。
フィリピンに住む日本人として、これほど嬉しいことは無いです。渋野選手は本当に華のある選手、これからも大いに盛り上げて欲しいですね。
本当に心底嬉しい全米女子オープンゴルフでした。