日本に戻り、実家の岐阜県でJR太多線(美濃太田と多治見間)や名鉄広見線(犬山と新可児間)に乗る機会あります。

びっくりすることに、大きなリュックで隣の座席を占領している50代か60代の男性や、隣の席にギターを置いている若者やリュックを置いている若者など。電車は激しく混みあっていることはありませんでしたが、少なくともそれなりの人数が立っていました。

どういうことでしょう?

JR太多線では、「多くのお客様が座席に座れるよう、荷物で座席をふさがないようにお願いします」という放送も流し、駅員も車両内を巡回していますが、駅員がそういう行為を注意することもありません。だったら、放送を流す必要は無いじゃないか、と思います。

こういう人に注意などしようものなら逆切れされ、不愉快な思いをしかねません。私は絶対に注意などしないし、睨みつけたりしないです。周りの乗客もそうです。そりゃそうですよね。

「お前のような人間に良い音色のギターが弾けるわけねえ」などと頭のなかで考えてみましたが、こういう時でさえもネガティブな思考で満たされてしまっては負けです。

「他山の石を実際に観ることができて良かったな」、とか、「まだまだ自分には最低限の良心、善悪を判断できる能力があるぞ」となるべくポジティブに考えるようにしています。苦しいですけどね。

海外で生活していると、エスカレーターの左右を空けて急いでいる人への配慮が出来る日本人、などと称えるような写真を見かけますが、そんなことよりも、もっともっと当たり前のことが出来ていない人が結構多くてびっくりしました。

人には迷惑をかけることなく生活したいものです。