東京に行く機会があり、ランチまで時間があったので、午前中、インバウンド旅行者が多数訪れると聞く築地と合羽橋をぶらぶらしてみた。
築地
本当にテレビでの報道がウソじゃない、という感じで外国人が多く居た。11,000円もする海鮮丼がどんどん外国人に受け入れられてというテレビ番組もあるが、そこまでではなかったように思った。4,000円、5,000円のお寿司でもお客さんを呼び込んでいるような感じで、人は多いけどそこまでお金が落ちているかな、と感じた。
築地の場外だけでも20店舗は優に超える寿司屋がある(数えてないけど)から大変です。和牛を売りにしている店も数多くあったが、築地で和牛?それもそのお値段?と違和感ゼロでは無かったです。一方、200円の卵焼きにはお客さんが列をなしていたから、お客さんも上手に築地見物をしているな、と思った。食べ歩きが好き、という外国人のインタビューありましたが、確かにそうしたニーズを満たすと買ってもらえるかも。
どちらにしても、ここまで人が多いんですから商機は多いにありますね。また、築地と言えば「朝、早朝」のイメージ。私のような「欲張り」な旅行者は、早朝から深夜まで寝る暇を惜しんで観光したいもの。10時開店という寿司屋など飲食店多かったように思いましたが、朝5時開店の方がお客さん増えて良いかと思いました。
合羽橋で包丁を見ようと思ったものの、築地にも包丁を売っていたので少し覗いてみた。普通にしか見えないプラスチックのまな板が15,000円で売られていて、「こりゃ、お呼びでないな」と感じたが、包丁も30,000円くらいから始まっており、「うん、私は買えないな」と思った次第。
合羽橋
包丁を扱っているお店多数。ダマスカス鋼といって層が綺麗に出る包丁が主流(見た目も綺麗ですし)のように思えた。
包丁もある程度の値段を越えると、実用性(切れ味や耐久性)よりも満足度(著名人の手作り感、値段そのもの)に軸足が移っていくのかなとは思うものの、3万円以上する包丁を真の意味で使いこなせる方はどの程度居るのかな?と思う。
僕のようなズボラな性格の人間は、錆びないことや頻繁に研ぐ必要のない包丁の方が重要だから、5000円程度のステンレスの包丁で十分なのかな、と思った次第。包丁のコスパってどうなんでしょうね。
銀座のお寿司屋さんや南青山の和食屋辺りが一流の刺身包丁で「すぅー」と刺身を切っているのはカッコいいですが、包丁の良さもさることながら、一流のメンテナンスを行うスタッフが居てこそだろうな、と考えてしまった。
合羽橋にはお恥ずかしながら初めて行った。西浅草あたりにあるのね、ということを知った次第。飯田屋さんというお店はテレビにもよく出ているようであり、ことさら人が多かった。たわしは棕櫚で綺麗に作られており、芸術作品のような趣、こういうのは日本人も外人も好きな奴だよね。台所用品は利便性の高さを競っており、なにこれ?という発見に満ちてました。楽しいところですね。もっともっと時間をかけて見学したいです。
築地の場外には外国人が案内して欲しいと言われない限りもう行かないかも、ですが、合羽橋は何度でも行きたくなります。
インバウンドで外貨を獲得してサービス収支改善だ、というよりも日本人と外国人がもっともっと触れ合う機会が増えれば良いと思います。