どういう訳か読書熱が高まっており、自分でもびっくりしていますが、不朽の名作と言われる「黒い雨」を読了。戦争手記の清書という形で当時の記録が生き生きと記されており、不朽の名作と言われるのは納得。解説も素晴らしいですね。
改めて戦争は二度とあってはいけないと思う。
原爆はことさら凄惨な状況を作り出したことは事実ですが、原爆以外にも沢山の方が空襲でお亡くなりになったのは事実。軍人も全く非合理的な指揮官のもと、非情の死を遂げられたことにも改めて合掌した次第。
第2次世界大戦から80年しか経っていない、どういう訳かもっともっと昔だったように思う自分が居る。
戦後80年間に関しては平和を享受できていることの有難さを噛みしめる。また、二度と戦争という手段にならないために、一般市民としてどういう姿勢で居たら良いのか、答えが見つからない。
私自身、国として軍備は当然必要だと考えています。一方、言うまでも無いことですが、他国を武力で侵略するようなことはあってはいけないこと理解しています。周辺に考えを異にする国があるため、どのような備えをするのが良いのか本当に難しいです。
現在も「ロシア‐ウクライナ」「イスラエル‐パレスチナ」では戦争によって多くの命が失われており、どうして戦争を終結出来ないのか本当に歯がゆい限りです。これ以上の戦争被害者が発生しないことを心よりお祈りしていますが、実際にはこのブログを書き始めた時点からこの時間の中で大事な命が戦争で失われたのかな、と思うと胸が痛みます。