歌詞としてしか使われない言葉だと思いませんか?
谷村新司さんの昴
「あーーさんざめく、名も無き星たちよー」
森山直太朗さんのさくら
「永遠にさんざめく光のなかで」
Yoasobiさんの群青
「さんざめく夜、越え、今日も渋谷の街に朝が降る」
私が思いつく「さんざめく」が含まれる歌はこんなもんです。
どれもどれも名曲過ぎる名曲です。そういう名曲にしか「さんざめく」は使っちゃいけないのか、名曲過ぎる名曲ゆえ、私が「さんざめく」を歌詞から見つけ出しているのか、その辺は良く分からないですけどね。どっちもかな?
「さんざめく」は光り輝くという意味かいな?というと辞書ではそうではなくって、「大勢でにぎやかに騒ぎたてる」という意味のようです。そう考えるとYoasobiさんの「さんざめく」の使い方が辞書にぴったり来ますね。一方、谷村新司さん、森山直太朗さんの「さんざめく」は、星や光がにぎにぎしく騒ぎ立てている、という比喩的な表現に思えます。
どちらにしても、この「さんざめく」という音の少し大げさというかドラマチックな響きは歌詞に使うのには使いやすいというかマッチするように思いますね。一方、通常会話ではさんざめくという言葉を上手く使おうとすると難しいですよね。さんざめく○○というのもね、。。。