ぶらりと台北に来ました。マニラからは2時間ですから本当に気軽に来れます。その気になれば、ということですが。
今更101ビルに登る気にもならず、小籠包もまあ、どこでも食べられるし、と言い出すと元も子も無いのですが、今回は故宮博物院と九分に行ってみようとたくらみました。始めての台湾の時には勿論、訪問させていただきましたが、どうにも味わい尽くした感じがしなかったんです。
特に故宮博物院は2回出かけて、「ただ行った、見た」ということを避けようと考えました。すでに一度ご訪問させていただきましたが、やはり音声の案内を使いながらの拝観は充実しますね。
さて、2日目の朝飯は「これ!」というところに行ってみたく、ホテルから何とか徒歩圏内(20分強)の超有名なところ「阜杭豆漿」へ。当たり前のように並んでいて、100人くらいは並んでいたように思います。私のすぐ後ろにもすぐに列が出来ました。
考えたこと1:これは完全にオーバーツーリズムの弊害。地元の人に愛された朝食だからこそ有名になったはずなのに、今や地元の人は利用しなくなってしまっただろうな。地元の人は並ばずに食べられる仕組みがあるようには思えませんでした。こうなっては、もはや「有名店」であって、地元の人に支持されているかどうかは分からないお店になってしまった、ということだと思います。
考えたこと2:じゃあ、超有名店を避けて地元の人が多そうな朝食店を探すのが良いのか?そうかもしれないけど、それはそれで難しい。観光客慣れしているお店は注文も容易な仕組みになっていてお店に迷惑をかけないが、完全ローカルのお店だとそうはいかないかも、、、。また、外すリスクは大きい。超有名店は外すことは無い。(何を食べれば良いかも必ず口コミで分かるから)
結局あれこれ考えながら、20分くらい待ったでしょうか?流れるので待ち時間は気になりませんでした。美味しかったです。あれこれ考えましたが、有名なお店で朝食を食べることは最早イベント。特に超多忙なスケジュールで動いている訳ではなく(現にこうしてブログなんか書いている)、楽しかったです。こうしてあれこれ考えることも楽しいし、台湾ならではの朝食も楽しいし、楽しいんですよね。こんな幸せなことはありません。(台湾には都心でも少し外れれば庶民的な朝飯屋がいくらでもあります。聞くと、台湾にはキッチンの無い住居もそれなりにあるとか。そのくらい気軽に利用できるレストランが多いってことだと思います。素晴らしい。