知っていらっしゃる方は知っていらっしゃるでしょう。お恥ずかしながら私はしっかりお名前を存じ上げておりませんでした。常日頃、間違いなくお世話になっていながら。
GoogleのCEOをもう10年も勤めあげていて、創業者でも無いのに、金融資産がビリオン(10億ドル、1500億円)を超えたそうです。夢がありますね。
お名前、GoogleのCEOだから天才的な数学センスをお持ちだろうな、という想像の通りインドのご出身だそうです。
インド中流のご家庭に生まれ育ち、スタンフォード大学院に奨学金で進むことになり、父親の年収を超える航空券で渡米したそうです。今頃はとてつも無い豪邸に住んでいるかな?
世界の才能をどんどん受け入れる教育の仕組み、米国を代表する企業がもインド人の方をCEOに据え、よりよい組織を作り上げていくことが米国の強みでは無いかと思います。
素晴らしいというのは簡単ですが、なかなか心の中では受け入れにくい何かがあると思うんですよね。でも、これを排除したいって思うようになってはいけない訳で。
今、最も話題になっているエヌビディアの創業者&CEOであるジェンスン・ファンさんも台湾生まれ、9歳で渡米しているようです。アメリカが如何に世界中から人を受け入れているか、ということです。
さて、ここからは単なる持論です。
アメリカは世界から才能を吸い寄せています。それはビジネスもスポーツもそうです。だから、アメリカ人の中で優秀、頭が良いと言われても、世界中から集まってくる才能の中に埋まると、平均以下になってしまう。1軍に残れない。そうした2軍落ちしたアメリカ人には当然不満が溜まる。我々は大谷選手、鈴木選手、山本選手の活躍を喜んでいますが、その分マイナーに落ちた選手がいることも事実です。でも、メジャーリーグ自体が今や世界オールスターなんですから仕方が無いことなんです。
ビジネスも多かれ少なかれそうした不満はあると思います(米国の製造業が廃れてしまったのは色々なプロセスがあると思いますが、少し端折ります)。そうした不満を上手い具合に汲み取って大統領になったのはトランプであって、アメリカファースト(アメリカ人ファーストとは言っていないが2軍アメリカ人には自分たちに陽が当たるようになる、と思っているはず)なんだろうと思う。
さて、翻って日本はどうだろう。うーん。期待しよう。応援しよう。