預金から投資へ、というのはもう10年、20年前から言われていることだと思う。かく言う私も過去に資産運用で大きく利益を得たり、思い出したくもないレベルでの損をしたり、色々あります。

現在はおかげさまで、無理をしなくても良いレベルで投資が出来ています。

さて、私の経験から得られる教訓を以下の通り。

ー 信用取引や為替のFX取引は可能な限り行わない。

これは、思い通りに相場が動かなかった時に「強制ロスカット」や「追証」といった事象が発生します。そんなリスクは百も承知と始めるのです。レバレッジは最小限にしよう、無理ない運営にしよう、みんな「ある程度」は分かってこういう取引を始めます。が、相場がおかしな方向に行くと、どうしても人間は「ムキ」になります。「ナンピン」などをして、いよいよ自分で自分のクビを締めます。

結局こういうことは行ってはいけないんです。自分が万全に制御できる人だけがやるべき投資行動だと思います。

ー じっくり取り組む

みんな、収益確保を急いでいます。特に業務として資産運用をしている人はどんなに長くても1年で収益を残さないとお客様が逃げていってしまいますから短期間での収益を目指します。そういうことが好きな方、得意な方も居るのでしょうが、こういってはいけませんが、短期間で収益を上げることは本当に難しいのです。逆に、鈍感力・忍耐力が試されているんだ、と心を鬼にして含み益を出来る限り温存する投資スタンスが大きな収益を産みます。

ー 相場参加者は色々よ

少し投資に携わった方なら実感できると思うのですが、相場参加者には色々な方がいます。よし、これから投資だ、という初心者にしたって、自分なりのシナリオを持っている人、YouTubeをそのまま信じて投資している人、本当に様々、相場操縦してんじゃないの?というような不可思議な値動きもちらほら、です。良い材料が出てもも「織り込み済み」ということだと価格が下がったりしますし。結局、値動きは説明不可なのだ、ということを解ることが重要です。だからこそ、自分なりのシナリオを持つか、そんなものも無く、ボケーと眺めているという胆力が必要だと思います。

結局、なかなか言いづらいのですが、お金に余裕があり、投資にも余裕がある人は投資に勝ちやすく、その逆もしかり、ということになります。投資で増やしたい方こそ、増やしたいという気持ちを封印しなくてはいけないのです。谷越え、池越えのゴルフで「越えたい」と強く思い過ぎると結果が良くないことに近いと私は思っています。