鳥よりも自由/Freer than Bird

フィリピンに住む日本人によるブログです。フィリピンのあれこれ、旅行、食べ物、音楽、資産運用、時事など思いつくままに。

This is a blog by a Japanese living in the Philippines. This and that in the Philippines, travel, food, music, asset management, current events, and whatever else comes to mind.

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教育のあるべき姿って?

当たる、当たらないは別として、企業価値(株価)の分析をしているYouTuberは少なくありません。その中でも白坂慎太郎さんは、基本的にはシンプルなものの見方で企業分析をしていて参考になる意見も多いです。 さて、その白坂慎太郎さんが「子供の教育」という理由でシンガポールに引っ越しました。 シンガポーリアンがどうして日本人の2倍以上の所得になったのか?(一人当たり実質GDPで比較)についても彼なりの分析を加えています。 英語や中国語を操り、扱えるマーケットがその分大きいから(つまり、特に優秀な人が一生懸命素晴らしいモノを作ったり、素晴らしいサービスを提供している訳でもない)という分析も一理あると思います。 残念ながらシンガポール人の平均の方が日本人の平均よりは豊かだというのはその通りかな、と思わざるを得ません。一方、シンガポールも競争は非常に厳しかったと記憶しています。 さて、白坂氏が子供の教育環境を理由にシンガポールに移住しています。確かに英語で授業すれば自然に英語は身に付き、インターナショナルスクールに通えばグローバルに生き抜く力も付きそうです。 さて、さて、あるべき教育の姿ってどういうものなんでしょうかね。私には子供もいないため、現在の学童がどのような教育を受けているのか分かりません。どうやら各人がタブレットなどを持って教育を受けていそうだ、というのは素晴らしいことです。 ここフィリピンでもそうですが、金持ちは私立で高い教育費を払う一方、恵まれた施設、優れた教師による教育を受けている印象があります。日本だってそういう傾向はあると思います。私は大学まで全て公立の教育機関に通ったので私立がどれほど素晴らしいのか分からないのですが、基本的にはそうだろうな、と思います。 日本はまだまだ公立の教育機関のレベルが高いのかな、と思います。是非素晴らしい教育でたくましい人間がどんどん排出されることを真に願います。

防衛白書を読んでみる(3)

さて、防衛白書、流石に読み応えがあり過ぎます。もともと防衛白書なんてこれまで読み込んでいませんから(皆さんもそうでしょ?)、全く分からない言葉が遠慮なく並びます。 さて、当たり前と言えば当たり前なんですが、防衛整備って一つ一つが5年単位とかもっと時間がかかるということ。 引用(第4章防衛力整備計画、第1節防衛力整備計画の内容より) 国の防衛は国家存立の基盤であるが、必要となる防衛力を整備していくには時間を要することを忘れてはならない。防衛力整備は、最終的には各年度の予算に従い行われるが、例えば、F-35A戦闘機は、契約を行ってから空自の部隊に納入されるまでに5年を要する。また、防衛力として効果的に活用するためには、機体の購入だけでなく、格納庫などの施設整備、操縦者や整備員など隊員の教育、部隊の練成なども必要であり、それらは短期になしえない。また、次期戦闘機のように新たな装備品を研究開発するにも長い時間を要する。そのため、防衛力整備は、具体的な見通しに立って、継続的かつ計画的に行うことが必要である。 ===引用終わり=== その通りであり、毎年防衛費とか予算化しているけど、実際には、「やーめた」と後戻りすることは許されないように思う。中長期によくよく計画を立てなきゃいけないことも重要。武器を自前で調達することも重要だと思うが、どれだけのお金がどこに配分されているかは調べられていない。 ちなみに令和5年の防衛予算は6.82兆円です。ピンとはきませんが、国民一人当たり年間6万円強、多いのかな?少ないのかな?納税者だけで負担しているとすれば少なく見積もっても10万円は超えてますね。 子育て支援や減税のほうが、、という声も聞こえてきますが、国民の安全が脅かされることのリスクを考えるとやむを得ないのかな、というのが個人の意見。 整備の内容、目標時期を国民に本当に公開する必要があるのか?については疑問。当然、世界中の方が見れるわけで、手の内を晒して良いことって無いようにしか思えない。整備を3分の2くらいしかしなくても「した!」と言ったところで問題無いように思うんですけどね。 ちなみに自衛隊員は24万人程度を定員にしているようです。前回の私の予想はある程度あってました。省人化も大きな課題だそうです。

防衛白書を読んでみる(2)

さて、防衛白書の前文で外交が重要であることを再認識した次第ですが、さらに読み進めると、 ここから引用 防衛上の課題 ロシアがウクライナを侵略するに至った軍事的な背景としては、ウクライナがロシアによる侵略を抑止するための十分な能力を保有していなかったことにあります。 高い軍事力を持つ国が、あるとき侵略という意思を持ったことにも注目すべきです。脅威は能力と意思の組み合わせで顕在化するところ、意思を外部から正確に把握することは困難であり、国家の意思決定過程が不透明であれば、脅威が顕在化する素地が常に存在します。 このような国から自国を守るためには、力による一方的な現状変更は困難であると認識させる抑止力が必要であり、相手の能力に着目した防衛力を構築する必要があります。 また、新しい戦い方が顕在化するなか、それに対応できるかどうかが今後の防衛力を構築するうえでの大きな課題です。わが国の今後の安全保障・防衛政策のあり方が地域と国際社会の平和と安定に直結します。 ここまで引用 と、ロシアとウクライナの紛争についてかなり踏み込んだコメントがあります。冷静に読むと事実を記しているだけとも言えるのですが明確に言い切っています。 「脅威は能力と意思の組み合わせで顕在化するところ、意思を外部から正確に把握することは困難であり、国家の意思決定過程が不透明であれば、脅威が顕在化する素地が常に存在します」 なかなか難文ですが、当然のことながら「白書」の文章は十分に練られており、5回くらい読むと何となくそういうことかな、と理解できてきます。当然、中国の高い能力と意思決定過程の不透明性を「大きな脅威」として表現していることは間違いないです。 さて、日本は当然ですが「専守防衛」を是としておりますが、相撲でも、守って勝つ、というのは相当実力のある横綱や大関にしかできない芸当です。守り切ることって「戦い」においては難しいことのように思いますね。 再度引用 同盟国・同志国などとの連携~協力・連携の強化~には、 いまや、どの国も一国では自国の安全を守ることはできません。わが国の安全保障の基軸である日米同盟を深化させつつ、諸外国との協力を強化してきました。 引用終わり 今のウクライナは米国などの支援を得ながら、何とか「敗戦」を免れている状況では無いかと思います。自国の安全を守れているとは思えません。ウクライナは「ロシアによる侵略を抑止するための十分な能力を保有していなかった」ことに加え、「諸外国との協力・連携が十分じゃなかった」ということになるのでしょうか。 生まれてからこのかた、戦争の悲惨な話は教科書やドラマ、映画でしか知らない私ですが、平和の有難さを感じながら、もうすこし防衛白書を読み進めたいと思います。自衛隊員の方が何人くらいいらっしゃるのか?10万人くらいかな?次回はその辺も。

防衛白書を読んでみる

たまに、白書を読み、出来るだけ詳しい事実を知るため、また、簡潔かつ漏れの無い文章に触れてます。 さて、以下は浜田防衛大臣による冒頭のご挨拶。 前後は略していますが、 「先の大戦を経験し、戦後一貫して平和国家としての歩みを進めてきたわが国として、まず優先されるべきは、外交努力であることは言うまでもありません。わが国は、法の支配を尊重し、いかなる紛争も、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきであるとの方針を変えることはありません。同時に、国民の命や暮らしを守り抜くうえでは、「自分の国は自分で守る」ための努力により、抑止力を高めていく、つまり、相手に対して「日本を攻めても目標を達成できない」と思わせることが不可欠です」 なかなかよく出来た文章です。言うまでも無く、外交努力で平和的に解決するのが良いに決まっています。 それでは、と少し色々と読んでいくと、「自由で開かれたインド太平洋戦略」Free and Open Indo-Pacific Strategy に行きつきます。Indiaとは言わないんだな、とどうでも良いことに引っかかるのは悪い癖ですが、英語でインド太平洋はやはり「Indo-Pacific」と言うのだそうです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%A7%E9%96%8B%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E6%88%A6%E7%95%A5 これは非常に重要な方針だと思うのですが、お恥ずかしながら私は知りませんでした。2016年に当時の安倍首相が提唱した方針です。Wikipediaによれば、該当する国(我がフィリピンも含まれます)には局長経験者級の方が全権大使として派遣されているそうです。 当然、これは中国や北朝鮮、ロシアを封じこめるための外交戦略です。このウィキペディアはなかなか良いことが記してありますから時間があるときに一読なさることをお勧めします。 こんなところに突っかかっていると、軍備など重要なところまで行きつけない。

Discover Japan

朝イチで、「大型連休は円安だから国内旅行!」と言っている。 NHKでは「ゴールデンウィーク」という言葉を使わないことはさておき、円安だからという訳でもなく、国内には行くべきところが沢山ある、というのは大賛成です。 僕もかなりフィリピンの島々には行かせてもらって、多分、フィリピン人の方よりも多くの島に行っているかも。逆にフィリピン人の日本旅行通は僕よりも日本のことを知っている、なんてことも十分ある。 題名の通り、日本の様々な名所を巡ってみたい。屋久島とかどうしても行きたい場所の一つ。北海道もくまなく時間をかけて巡ってみたい。佐渡島をサイクリングで一周してみたい。お遍路さんとして88か所巡ってみたい。松江や出雲大社も興味あり。沖縄には行ったことすらない。富士山は遠くから眺めただけ。黒部ダムとかも興味あり。京都もゆっくり周ってみたい。 多分、僕が知らないだけで、行きたい場所、行くべき場所、沢山あるんだろうな。食事については言うまでも無く、日本はぶっちぎりの世界一、すでに美味しいものは沢山食べさせていただきましたが、この歳になってこその味わいもあるだろう。 健康年齢と相談しながら、味わいたいな、というのが本音。 待っててね、日本の名所。

地球の裏側

Google Map殿のお陰で、私が今住んで居るのは、北緯14.55472、東経121.02172であることが分かります。凄いことです。(そんなことに興味を持つ自分にもビビります) さて、私の住んで居る地球の裏側はどこ? そもそも、地球の裏側って専門用語では、対蹠地(たいせきき、たいしょち)って言うのって知ってました?私は1分前に知りました。勉強になります。クイズに出たら嬉しいな(クイズに出ているシチュエーションがよく分かりませんが)。 立体的なものの考え方が出来ない私は、そもそも、北緯と南緯は何となくそのまま使えばよいと分かっても、東経と西経は西経121度ではなく、西経59度がとしなくてはいけないのでは、、と思った次第。はい。こちらが正解です。 と、言うことで、またまた、Google Map殿のお力を借りて、私の住んで居る対蹠地を探ってみます。南緯14.55472、西経58.97828、さてどこだ?はやる気持ちを押さえて考えてみます。南米付近だというのは、日本との関係で何となく分かります。ブラジルより少し東というのが答えになりそうだと思いますが、合ってますかね? 流石のGoogle Mapさんもドンピシャの地名は教えてくれませんが、ブラジルのマットグロッソ州だということは教えてくれます。おーーい、皆さん、元気ですか?時差はぴったり12時間のはずですよね?こちらが今朝なので、そちらは夕方くらいかな? 球体である地球に皆が同時に立っている(ぶら下がっている人は居ない)ことが何とも不思議ですが、絵に描けないくらい地球が大きいからこそなんでしょうね。宇宙で最も小さい星でもみんなが同時にまっすぐ立っているんですかね?少し調べれば分かりそうなものですが、無邪気に分からないままほかっておきます。 地球を絵に描くときは、球体で描くのは間違いだと思いますね。誰一人斜めに立っている人もぶら下がっている人も居ないのですから。平面にみんなが手を繋いでいる絵姿が正しいように思いますね。 特に精神が病んでいる訳でもないと思いますが、不思議とこんなことを考えている本日の私。

虎に翼~アジアにおける男女の関係

朝ドラについては、毎日毎日、本当に楽しみに視聴させてもらっていて、毎日毎日、期待を上回る面白さを感じている。 朝ドラが描いている時代(戦前の日本)では、女性には離婚した後の親権すら認められておらず、男の優位性が法律でも明確になっていた。夫婦間の能力の有無や離婚の原因(善悪)といった当然斟酌すべき点を無視する法律になっていた。 当然、その当時から「こんちくしょう」と思っていた女性もいたと思う。「どうしようもないから仕方ない」とか「最初からそういうことは考えない」という女性、それぞれだったと思います。 民俗学とか地理とか特に詳しくないが、大学で、「欧米のような狩猟民族は「力と瞬発力」を重視するため、男性優位の傾向にある、一方アジアのような農耕民族は「粘り強さ」が重視されるため、女性上位の傾向にある」という講義があり、「なるほど」と深く納得したのを覚えている。 実際、アジアの国々ではしっかりものの女性が働き、男性はダラダラしているイメージがある。私の住んでいるフィリピンでは正直その傾向が凄く強いと思う。 さて、平安時代や戦国時代の大河ドラマでは、今の「虎に翼」の朝ドラほど、男性優位になっていない。ドラマとして史実はある程度大切にするものの、「男だけが活躍するような世の中では視聴者に受けが悪い」「名前こそ残っていないかも知れないけど、当時の女性も必死に生き、歴史を動かしてきたんだ」という構図も必要という意図もあるかも知れない、あったからといって不純とも思わない。 ただ、今回の朝ドラは時代劇や大河ドラマに一石を投じているように感じる私は変でしょうか? 実際の戦国時代の男女の関係ってどうだったのかな、と思ってみる。政略結婚で人質のように娘を大名の嫁に送り込んでいた夫婦にそこまでの愛情が芽生えるものなのか?男の子を産むための道具というような扱いになっていなかったか?とか考えると、どうもその頃の女性が自分の意志で力強く生きていた、とは思えない。大河ドラマなどでは、魅力的な女優が生き生きと生活しているような場面も描かれているが、どうだったんだろうな、と思う。 自分は男性ゆえ、女性の皆様の気持ちは充分には理解できておらず、失礼があったらごめんなさい。今もまだまだ日本においては、男性社会と言わざるを得ないですが、女性がもっともっと活躍する世の中を真に望んでおりますのでお許しくださいませ。

頑張れニッポン(2)

さて、円安がじりじりと進行していて、「輸入物価が上昇することでますますインフレが進む」「海外旅行に行けなくなっちゃう」などの論調が強まっています。現象としてはその通りで、米ドルとの金利差を主因としてドル高円安圧力が強まっています。 改めて2000年ころからの日本の政策金利を見ると、2007年2月から2008年10月の0.5%というのが最も高い金利水準でその他の期間はゼロにかなり近い金利水準です。2013年4月以降は金利自体は金融政策の目標としては見ず、量的緩和に一歩踏み込んで金融政策を行いました。よって、日本の金利水準自体はそんなに変わっていません。むしろ植田日銀総裁になってからは金融政策の正常化が進んでおり、ゼロ金利解除が行われたばかりです。 一方でアメリカのコロナ後の金利上昇のスピードはすさまじいものであり、それゆえに金利差がついてしまい円安に進んでいます。 さて、為替は金利差のみによって決定されるのでしょうか? いえ、違います。経常収支などにも左右されます。経常収支については、経済産業省の資料が非常に分かりやすいです。 https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2023/2023honbun/i2210000.html 以前は貿易摩擦などで随分世界から批判され、円高も進み、海外に工場を建設する企業が多かったです。今もまだまだその動きはあると思いますが、現在の経常収支の黒字は海外現地法人からの配当などが大きく寄与しています。 この経常収支の黒字は常に円高圧力をかける働きをしています。 さて、この経常収支の最新の数値が2024年2月8日に発表されており、20.8 兆円と大幅な黒字となっております。本来円高に動いてもおかしくない数値ですが、あまり市場にはインパクト無かったように思います。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA067C60W4A200C2000000 まだまだ日本には稼ぐ力、稼ぐ仕組みがあります。一方方向での円安はそのうち収束に向かう(べき)と思います。 また、為替レートは言うまでもなく市場(マーケット)で決まります。この市場価格というのはいかにも曲者です。市場参加者には色々な人が居ますが、基本的には「儲けてやろう」という人にて市場価格が決められます。それがファンダメンタルに基づいているかどうかなんてどうでも良いのです。行き過ぎた投機の動きには当局が「為替介入」という形で関与することは正当化されるべきだと思います。いつ財務省が介入に動くのか、口先介入である程度抑え込むことが出来るのか、個人的には非常に注目しています。 頑張れニッポン!(まとまりのない文章になってしまったが)

モアルボアル、セブMoalboal,Cebu

(1年前くらいの旅、Upするのを忘れていました) セブに金曜日出張する機会があったため、この機会を利用し、土日の1泊2日でモアルボアルに足を延ばしました。実は、過去にもモアルボアルに行ったことがあるのですが、日帰りの慌ただしい旅で、リサーチ不足もあり、キャニオニングという渓流下りをしませんでした。また、当時はダイビングをしていたためかシュノーケリングに全く興味が無く、有名なイワシの群れも見ることがありませんでした。 今回はGo Proを購入したこともあり、川でのジャンプやらイワシの群れなどGo Pro動画にピッタリな風景を求めての旅となりました。 セブ市内ではMarco polo plaza Cebuを定宿にしています。少し市の中心から離れているのかもしれませんが、ファシリティーは充実、朝食やラウンジなどもしっかりしていて値段もそこまで高くないのでお勧めできます。 金曜日の出張は朝から晩までかなり疲れました。何となく身体にもダルさを覚えたので土曜日は早朝との出発とはせず、だらだらと9時ころ出発したと記憶しています。 モアルボアルは後述の通り素晴らしい観光地なのですが、セブ市内や空港からは少し遠いです。セブ市内南部のSouth Bus Terminalからバスで約3時間くらいかかります。バス料金は比較的安く201ペソ(約500円)です。タクシーなど車で行くとなると2000ペソ(約5000円)くらいになります。これだって日本と比較したら格安だと思います。 ホテルからバスターミナルまではタクシーで。30分弱で200ペソ程度だったと記憶しています。いつもバスに乗ることは無いので、バスに乗ることはかなりの冒険です。Moalboalに行きたいと伝え切符を買い、6番乗り場を教わります。エアコンの無いバス(窓全開)には流石に3時間乗っていられそうに無いのでエアコン付きのバスを待ちます。少なくとも30分以上は待ったでしょう。フィリピンに住むと待つことには慣れてきます。 やっとエアコン付きのバスが来ました。正確には Bato via Barillというバスに乗り込みます。ほぼ満席、私の隣は白人の女性が一人旅だった模様。 バス内では水やらスナックやら物売りがかなり熱心に営業をしていてなかなか落ち着かないです。エアコンの効きもあまりよくなく何となく暑苦しいバスの旅です。モアルボアルはセブ市の反対側にあるため山を越えることになります。山を越えれば右側に海が見えるようになり、いよいよモアルボアルが近づいてきます。 ほとんどの乗客がモアルボアルで下車しました。外人も多いです。コロンビアの方も居たように思います。もちろんフィリピン人も多いですが、日本人らしき人はバスに乗っていませんでした。到着したのは14時半くらいだったと思います。まずはシュノーケリングをしようと観光所に行きましたが、なんと、すでに閉まっていました。明朝は6時から開始とのことでした。 近くのレストランで遅めの昼食を食べ、ホテルに向かいました。 モアルボアルのホテルは事前にBonita Oasis Beach Resort を予約していました。口コミで決めましたが、正解だったと思います。もっと安いところがあったのかもしれませんが、フロントの方のお陰で色々助かりました。 ホテルはモアルボアルの中心から離れているため、モーターバイクで移動です。途中、モアルボアルにもオシャレなレストランやBarがあることを知りました。 土曜日中にイワシの群れを見ておこうと思ったのですが、出発が遅く結局全ては日曜日ということになりました。フロントの方と話すと、時間が足りないのでは、、と言われ一瞬焦りましたが、カワサンのキャニオニングを早朝から行っていただくことで何とかなりそうだということになりました。少し高くなるけど、、と言われましたが全く問題ございません。キャニオニングに2500ペソ(6000円程度)を前払いしました。6時にモーターバイクがお迎えに来るとのことでした。キャニオニングが早く終わればイワシの群れも見る時間があるだろう、とのことでした。キャニオニングにそれほどの時間がかかることを十分に調べていなかったのは失敗でした。 寝坊をしたらいけない、と早めに寝て、6時にはモーターバイクに乗り込みました。普段、モーターバイクの後ろに乗ることなど無いので非常に怖かったですが、何とも気持ちよくキャニオニングの出発点に到着。インスタクターのJayさんを紹介いただき、靴やライフジャケット、ヘルメットを装着して出発です。 キャニオニングの出発点には徒歩で移動です。途中にはジップラインの見える絶景で何とも楽しみです。キャニオニングは通常9時ころから始まるようですが、そんな時間に始めたら周りに人が多くて大変だろうな、と思いました。 そんなことを思いながらどんどん進み、いよいよキャニオニングのスタートです。岩肌を歩き、川を歩いたり泳いだり、たまに岩からのジャンプがあったり、と様々なことをしながら川を下っていきます。全部で9キロと聞きましたが、流石にそこまでの距離は無かったように思います。 スタート直後から3Mくらいのジャンプです。大した高さではないですがやはり飛ぶ瞬間は少しビビりますね。Jayさんにビビッている様子を悟られないようにジャンプ、上手く行きましたが、鼻から水が入りとても痛かったです。エメラルドグリーンの川の色、緑の木々、青い空、本当に素晴らしい風景です。早朝出発ゆえ一人占めできたことは本当に素晴らしいです。お試しになる方はお願いして早朝のスタートをお勧めします。 美しい風景の中をどんどん下っていきます。本当にこのコースを見つけ、事故の無いように管理し、運営していることに頭が下がります。奇跡のようなコースだと思います。 さて、最大のチャレンジは10Mジャンプでしょうか。まっすぐ入水しないといけないよ、とか、ヘルメットの紐が首に食い込まないようにヘルメットを脱げとアドバイスを受け、これまでの3Mジャンプとは全く異質だと気付きます。ここまで来て、このジャンプをしないで帰るわけにはいきません。意を決して1,2,3でジャンプ。大変楽しい体験でした。思い切ってやってみるものです。 そんなこんなでカワサン滝が見えてきてキャニオニングは終了。川で遊ぶ子供たちを眺めながら川を下り、終了でした。Jayさんには個人指導を頂き、最後モーターバイクで送ってくれたり、感謝感謝。本当に楽しい体験でした。 さて、時間はまだまだ沢山残っており、イワシの大群を見に行きます。モーターバイクを乗り換え、バイクの運転手がシュノーケリングのガイドを探し出します。実に柔軟な対応です。シュノーケリングも私一人で参加。シュノーケリングの道具を装着し、クラゲに刺されながら海を進んでいきます。船は不要です。 20Mも泳いだら、もうイワシの大群が見えました。なんてことでしょう。数えられるレベルを超えていて圧巻の一言です。形を変えながら群れて泳ぐ姿は本当に貴重です。モアルボアルの海岸では多少位置を変えながらほぼ何時でもみられるというから貴重な場所ですよね。 それほど長く観ている必要は無く、イワシの大群をシュノーケリングで眺めるアクティビティーも終了。個人参加でありながら800ペソというのは安いですね。(シュノーケルマスクの貸し出しなども込み) ホテルに戻り、昼食を食べ、バスではなく帰路はタクシーで帰りました。最高の観光を短い時間で効率的に終えることが出来ました。兎に角朝早く観光を始めることをお勧めします。特にキャニオニングは大人気で、人が多いと時間がかかるし、折角美しい風景も人が映り込んでやや興ざめになってしまうように思います。

頑張れニッポン(1)

フィリピンに12年、タイとシンガポールに1年ずつ、計14年も海外に住むことになるとは本当に想像できなかった。現在はフィリピンに住んでおり、日本にはたまに戻るだけ。日本には旅行に行くという感覚になってしまっている。一方、テレビなどは日本のテレビを観ており、インターネットなどでも日本のニュースは見ているので何が起こっているか、は分かっているほうかと思う。 円安に起因する物価高、だからと言って金利を上げることも簡単には行かない構造的な問題、色々と問題があるんだろうな、と思っている。だから「頑張れニッポン」という題名にしてみました。考えがまとまっておらず、的外れなことを色々と書いていくんだろうな、という気持ちから敢えて(1)としました。 さて、岐阜の田舎で小学校、中学校、高校と過ごしましたが、その際には外人に会うとそれこそニュースだった、そんな感じでした。白人はテレビで見るだけ、という感じです。今や、我が町には大きな工場がある関係でしょうか、ブラジル人やフィリピン人が大変多く住んで居るようです。市役所にもポルトガル語の通訳の方がいらっしゃったと思います。大きく変わるものです。 私の育った岐阜県可児市は人口10万人程度、名古屋にも1時間弱では行けるため、田舎とは言い切れないかも知れませんが、都会と言うと流石に怒られそうです。トナカイ(都会と田舎の中心)というくらいでしょうか。 かと言って、鉄道網(名鉄)はあるし、道路は全く問題なし、通信も文句なし、少し行ったところに病院があります。その気になれば名古屋に行けば全て世界レベルの施設だと思います。つまり、岐阜県可児市は生活するのに何ら不便は無いということに気づきます。 これは日本の素晴らしいところだと思います。例えば私の住んで居るマニラには鉄道(LRTとかMRTとか言われるもの)はありますが、極めて限定的な利用にとどまっています。通信も褒められたものではありません。医療は日本人が行くような病院は2,3に限定されていて、こちらの方が行く病院に関する知識ありません。(ちなみに日本人が行く病院はとても高く保険が無ければ(民間の保険、日本のような公的な保険は世界でも稀です)、お金が気になって治療なんて受けられません。 それでいてコンドミニアム(日本でいうマンション)は良い値段します。マニラ中心地のマンションは平米100万円するものまでありますから、名古屋、大阪と肩を並べるレベルかも知れません。 為替の影響もあるかも知れませんが、日本(特に地方都市)は住みやすいんだと思います。日本には世界を知る番組が本当にたくさんあり、素晴らしいと思うのですが、生活コストを比較するような番組、ニュースは少ないかも知れません。もはやシンガポールやバンコクは日本よりも生活コストが高いので「年金で余生を」なんてことは難しいと思います。日本の良さをもっともっと日本人は知るべきだと思います。

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